カウンセリング

 身体的な不調に見舞われた時、人は当たり前に受診する。診察や薬を求めて。頭が痛ければ脳神経外科、おなかが痛ければ内科、足が痛ければ整形外科など、自身で判断し受診する。でも・・・。

 

 心が不調な時、受診のハードルが高いのは何故だろう?自分で治すしかないと思っているから?どこに受診していいか分からないから?話すのが恥ずかしいから?心療内科は頭がおかしい人が行くところ、と思っているから?

 

 私の記憶する海外ドラマでには、「ちょっと心が疲れたからカウンセリングに行ってくる」と、ハードル低く心のケアに行くシーンがあった。どうして日本はそうならないんだろう?

 

 恋愛・職場の人間関係・家族との問題・大切な人との死別・・・人生には一人で乗り越え難い問題が発生する。そんな時は深みにはまる前に、まるで心のエステ、断捨離、整理整頓、健康診断、の如く、カウンセリングを受けることのハードルが下がればいいのに。

 

 私に限って言えば、信頼できる医師・臨床心理士・カウンセラーを見つけることができなかったのが、なかなか実行できなかった要因かな。

 

 そもそも、問題を抱えている時、そういうものに出会うためのリサーチって荷が重い。誰かが、「心が痛そうだから、○○のカウンセリングに言ってみたら?」と少し背中を押してくれたら助かるのかな。

 

 あとは、自分は理屈っぽいので、「○○や××の理論に基づき、カウンセリングを実施」なんて見出しがあると、受診前に○○や××が自分に合った、好きな、少なくとも抵抗がない理論かどうかを知ることができるので、門をくぐりやすいかな。

 

 どんな問題にせよ、多くの人が、容易にカウンセリングを受けることができる世の中になればいいなと切に感じる。

 

 穏やかな1日でありますように。