女の子のランドセル

 ラン活なんて言葉があるとは知らなかった。でも、最近のランドセルの値段や、6年間使うことを考えると、簡単には決められないのも想像できた。個人的に、プリキュア系のキラキラパステル系の色は嫌だなあ、と思っていた。

 百貨店でも、親御さんに人気があるのはブラウンやキャメルですね、と。6年生の子どもが使うことを考えれば、全う(私としては)だと感じた。

 が・・・。何と我が子はキラキラパステル系が似合い、親が好むようなものはしっくりこない・・。そして、私の母世代の店員さんが「親御さんが好むような茶系は、私たち『ばばあ』になっても使えるんですよ」と。(高〇屋の店員さんが、本当に『ばばあ』と言ったのです(驚)

 

 でも、その言葉は私に突き刺さった。確かに、何も大人になっても持てるようなものを「今」持たなくても、「今」しか持てない、可愛い子どもらしいものを持てばいいのではないか、と。

 

 そして、その店員さんは、「小学校5・6年生になると、洋服が落ち着いた色になることが多いから、可愛い色のランドセルは刺し色になるんですよ」と。正直初めは、「この人ランドセルのこと分かってココにいるのかな?」と感じていたので、「失礼なことを感じてしまった」と心の中で懺悔。

 

 日頃から、頭の硬い大人にならないように、かなり意識していると思う。が、それに反する出来事。若干のショックを伴うラン活開始だった。