看護師の仕事

 私は看護師の仕事が好きだ。辞めてみて改めて感じる。世の中で最も大切な命に向き合う仕事を生涯続けたい。「看護師」と言われてぱっと思いつく、病院勤務の看護師の仕事が好きだ。病院以外で看護師として働いた経験が少ないから、そう思うだけかもしれないけれど。

 

 振り返ると、仕事が苦しくなった時期は決まって、「この業務を変化させれば良くなる」「こんな新しい取り組みをしてみたい」と思ったことを否定される、もしくは問題意識の差ゆえに、「このままで何か問題?」みたいに賛同されない時だった。

 

 自分のやりたいこと、信念がすべて正しいわけではないし、思うようにできることばかりではないけれど、そもそも「仕事の生産性」の概念がないし、問題意識は低いし、何より、変化することへの抵抗が非常に強い業界だと感じる。医療界って、最先端を追い求めるものじゃないの?!と聞きたい。

 

 患者さんの体を清潔にしたり、医療行為をしたり、気持ちに寄り添ったり。そういう仕事をもう一度やりたいけれど、あの体質の組織に戻る気持ちになれない。たまたま、前職場がそういう傾向が強かっただけだろうか?いや、部署自体はかなり異動してきたけれど、その傾向はどこにでもあったな。逆に、やりがいを感じることができたタイミングは、問題意識の有無に関わらず、良くも悪くも変化に適応できる、もしくは流されるタイプのスタッフが多く、抵抗勢力とならなかった時かな。結局その時のスタッフ次第なのか・・・。それってどんな職種でも、職場でも、同じ。

 

 誰か解決策を教えてほしい・・・。