2019年

 今年も今日で終わり。去年の今頃は体調不良に悩まされ、どん詰まり状況だった。あれから1年。退職し、カウンセリングを受け、家事と育児に向き合いながら、自分を振り返り続ける毎日。

 

 今は自分の「承認欲」にぶつかり、今更?アドラーの「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を読んだ。タイトルから想像した内容と違ってはいたけれど、Amazonで口コミ2000件越えするだけあり、何度も何度も心に刺さる内容だった。

 

「あらゆる対人関係の土台は尊敬によって築かれる」

 

 この文章から、自分が絶好調だった時期を思い出した。絶好調だったのは、他者に対し、感謝の念が自然に湧いていたことによる、と思っていた。だから、絶不調の時、何故感謝の念が湧かないのか、自分を責め、自問自答を繰り返していた。

 結局、何故感謝の気持ちが「湧いた」のか、今でも分からない。でも、あの絶好調さは、感謝の気持ちではなく、自分が周りの人々に対し、無意識に、尊敬の念を抱いていたからではないか、と感じた。当時初めての部署に配属され、自分より若い看護師であっても、自分の知らない、憧れの分野で、機敏に働くその姿は、尊敬以外の何物でもなかったから。

 

 とはいえ、私の場合は偶然の産物・・・。アドラーの言うように「無条件に尊敬する」ことを、いつ、どこででもできるのか?

 この2冊は、今後も何度も読み返しながら、実践していくことになるだろう。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII