求職活動

 いつもの如く、サクッと仕事検索して退散するつもりだったが、初めての場所だったたのと、担当者が私の職歴を見て、なぜ20年以上の職歴があるのに退職したのか、等、経緯を聞かれた。

 

 未だ完全には癒えない前職場に対するトラウマと、被害妄想も混じっているであろう私の話を、熱心に聴いてくれ、驚いた。そう、聞いてくれた、ではなく、聴いてくれた、であり、まるでカウンセラーのようだった。優しくねぎらってくれるその言葉に、涙しそうになるのを必死にこらえた。

 

 話の中で、私がシングルだった頃、同じ職場にいたワーキングマザーをどう感じていたか?と質問されたが、そもそもそんな人がいただろうか?と思い出せず・・・。その時は、ここ10年でも不妊治療による高齢出産や、女性が働き続ける事への意識、社会の受け皿など、変化が激しく、ワーキングマザーナースが問題を抱えていたのか、いなかったのか、彼女たちが諦めていたことにより、未婚の私たちに声が聞こえていなかっただけなのか、正直分からない。

 

 少し時間が経って、あの質問は、私が逆の立場だったころ、あなたはワーキングマザーにどんな感情を抱き、どんな対応をしていましたか?という、ある意味、戒めの意味を含んだ質問だったのか?と思えた。

 そしてその答えは、反感こそ感じていなかったけれど、ワーキングマザーナースの置かれている状況に思いを馳せることはなく、他のスタッフ同様に考えていたなあ、と思う。それは差別しない、という良いことなのか、家庭があるのにフルで働いていることへの配慮の無さという悪なのか、よく分からない。

 

 こうして書いていて思い出した!

そもそも、自分が未婚だった頃は、妊娠すれば外来へ、という流れが多かった気がする。今のように共働きでなくても食べていける時代だったから、退職する人も多かった。時代とともに、外来看護師がどんどん削減される中で、小さな子どもがいる、病院看護師の働ける場所が限られていったのか・・・。

 

 長いこと外来勤務を続けている、とっくに子育て終わったお局金食い虫ナースは異動させられない(ぶっちゃけ今更受け入れてくれる病棟がないため、病院側も定年を待っていると)のに、今正に子育て中の若いナースは良くも悪くも、「教育すれば戦力になる」とみなされ、どんどん負荷をかけられている。時代の変化といえばそれまでだけれど・・・。

 

 結局ネガティブな締めとなり、自己嫌悪(泣)

もっと建設的なネタを書きたいなあ。